内旋位の重要性。

今回のプレゼンで『なぜ内旋位を測定することが重要と考えるのか!!』というお話をさせていただきました。ここでご紹介させていただきます。

 

サポーターメーカーの「ザムスト」さんに最初の連絡を入れたのがちょうど連休前でした。連休明けに妻を伴って西新宿の高層ビル33階の本社に行きました。一年前の話です。私の話を真摯に聞いていただいた担当の方には感謝しています。

 

今回メーカー側にサポーターの効果を伝えるにあたって、医療業界やスポーツ業界にも「どうしたら肩や肘の痛みを予防できるのか!?」という事の明確な基準が無いことが一番苦労したことです。それもそのはず私のやろうとしていることは「肩は消耗品」と真しやかに云われている事を覆そうというものですから大変です。

そんな中で最初に始めたのが、『投球をした後、からだがどう変化するかという事の規則性を探す』ことでした。

その時にとても閃きを頂いたのが「シェイプ・ラボ」代表岡村泰成氏の講習会「身体評価法 〜機能編〜動作編~」です。

 

体が機能的に動いているか!?を知るには、関節ひとつずつがしっかりと可動域いっぱいいっぱい動いているかを正確に評価することが必要です。講習会は地味な評価を地道にしっかりと診ていきます。彼の真摯さ溢れる人間性や性格がとても現れた講習会でそれを知ることがとても大きな指標となるので私は好きです。

 

ソフトの仲間、少年野球の子供達の体を評価していく中で決定的なことに気付きました。投球後みんな100%上腕の内旋に制限が出ます。これは時間が経つにつれて可動域の減少として顕著に現れます。

よくよく投球動作を分析すると、肩の可動域は外旋方向へは最大まで伸展されますがボールを投げた後、内旋の方向にはそんなに屈曲されません。これを繰り返すことが内旋位の可動域を減少させ筋バランスを崩す要因だと考えます。

肩の外旋が出来なくなる前に、内旋はもっと早い段階で制限が出ています。

 

そうなると速球を投げるとき主動筋は素早く収縮しようとするが、拮抗筋が素早く緩むことが出来ずにブレーキをかけるようになってしまうことが、インピンジメント症候群や剥離骨折などの障害につながっていきます。

 

 

この事に気付いてからソフトの大会の朝、チームメート、知人、野球をやっていた人を中心に大谷ストレッチのポーズで写真を撮り捲りました。(勝手に大谷ストレッチと命名しました。)

サポーターの効果 029

最初のときは、後ろから背中を撮影しました。(因みに私は左利きです。)

サポーターの効果 035

 

内旋位角を測定するために、壁に頭を付けて頭上から撮影するようになりました。角度26、5度位です。

サポーターの効果 073

サポーターとシャツを装着して最終的には45,8度まで拡がりました。

翌日投げた時まったく痛みが出ませんでした。

上腕の内旋制限を改善することが肩をニュートラルに戻す事になり、引いては肩関節障害の予防につながると今は確信しています。

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