剥離骨折はこうして起こる!私なりの見解から。(予防編・各論)
皆様、ご無沙汰しています。
先週、コシコン代表の西山陽一郎氏とお話させて頂きました。
高速度カメラを駆使し野球を科学的に指導されている方で、挨拶しかした事が無かったのですが勇気を出し 😳 😳 アポを取り 😳 「私のシャツを使って急速を上げられないか!!」という新たな試みというか企みで相談を聞いて頂きました。
前置き
話の中で剥離骨折はどうして起こるのか!?ご存知ですか?そんな話し、始めて聞きます!?
初めてです!という事でしたので紹介します。恥ずかしいのですが・・・
治療する中で「なぜ!?この怪我をした!?」それが解ると繰り返す事が無くなるだけでなく、正確な解決法を見出すことが出来ます!!とても重要なことなのですが・・・なかなか難しい所です。私の個人的な見解ですので違うかもしれないという事をご了承ください。
本編
(今回の話は学童野球少年&父母の皆さんに話した内容です。)
問題1 筋肉はどこに付く?
答えはBです。 関節をまたいで付着しますが、こんなイメージです。
ヘアコンタクトグラン。ホームページより
何百本の筋繊維が骨に食い込むようにしてガッチリ付いています。
収縮することで関節の曲げ伸ばしを行います。
真っ直ぐに引けば強いのですが、吸盤やシールもひねって、捻じれた力で引くことで・・・端から徐々に剥がしていくように力を加え続ける事で剥離が起こります!!
何度も被ねって繰り返すと中心に骨棘も出来そうじゃないですか!?
三角筋の収縮(羽状筋の形状特性)
左腕を横から観た図です。
三角筋を裏側から見ると羽状筋だそうです。
腱に対して斜めに左右から引っ張り挙げるようになっています。
肩が前方に変位すると「捻じれた力が腱の付着部に掛かります!」
それも持ち上げる力が弱いので出力を上げてより引っ張ります!
野球をすると身体は捻れます。投球動作自体が捻る動きなので当然なのですが、知って欲しいのは
この状態は寝ても元には戻りません!!狙ってニュートラルに戻す方向にストレッチを掛けていかないと戻らないのです!!
この状態のまま休息、就寝しても肩後方の筋は十分に回復する事が出来ないのです!!
この状態が常態化した時、ケガに繋がると考えます。
こんな感じで各論と言えるのか!?ご指摘がありましたらよろしくお願いします。